こんにちは!KUUです🐦
暑い夏と言えば、プール!
小学生の時のお夏休みは毎日のように学校のプールに通い、真っ黒に日焼けして皮がめくれまくっていました(笑)
友達と日焼けした皮をめくり合いっこしていたなぁ・・・。
元々私の肌は色白の肌なので、冬はシロクマ、夏は黒クマと言われてたっけ。
夏の記憶が一気に蘇ります♪
子どもの頃は全く気になりませんでしたが、プールには大量の水が必要ですが、そのプールの水の値段 、つまり水道代って一体どれくらいかかっているのでしょうか?
というのも、私、かなりのおっちょこちょいなので、お風呂のお湯を入れていたことをすっかり忘れて出しっぱなしにしていたり、栓をし忘れるなんてしょっちゅう・・・。
しかも、お風呂に入ろうと思っていざ湯船に入ったらお湯じゃなくて水を入れていたなんてことも。
出しっぱなしをしてしまった月は水道料金の請求書を見るのも恐怖です・・・。
我が家のお風呂の水の量と比べたら学校のプールなんて、何十倍の水の量が必要ですから、金額も凄いことになっていそうです。
ということで、今回はプールの水も値段について調べてみました!イメージしやすいように、学校によくある25mプールで検証してみます!
そもそも、学校の25mプールの水の量はどのくらい必要なのでしょうか?
学校の25mプールの水の量はどのくらい?
まず、学校によくある25mプールの容積(水量)を計算してみます。
深さについては、プールは両端が浅めで中央が深くなっている形が多いかと思います。
プールの両端が深さ1.2m、中央が深さ1.5mのホームベース形ならば「両者の平均」をとると、深さは1.35mの水が張ってあることになります。
以上の数値から25mプールの容積(水量)を求める式は・・・
縦25m × 横12.5m × 深さ平均1.35m=421.875m3です。
ということで、25mプールを満たす水量は、約422立方メートルという事になります。
ちなみにこの計算式による、学校の25mプール水量は、家庭の浴槽の約5年分にあたります。
学校のプールの水道料金はいくらかかる?
水道料金は1立方メートルが単価の基準です。
学校には「業務用の水道料金」が適用されるようです。
- 小規模(51立方m)
- 中規模(251立方m)
- 大規模(1001立方m)
とあり、学校は、1ヶ月の使用水量としては「中規模」に当たる場合が多いそう。
(もちろん規模によって異なります。一部自治体では、公共施設と独自の単価契約をしていることもあります)
東京23区の業務用(中規模)の水道料金単価で調べてみると、
- 1立方メートル当たりの水道料金単価(東京23区内の学校)は「上水372円+下水270円=642円」です。
- プールの水自体は上水道ですが、排水時に下水道も使うので、実際の料金は「上水+下水」で請求されます。
あとは単純に、プールの容積(水量)と水道料金の単価を掛け算てみると、「422立方メートル×単価642円=270,924円」となります!
つまり、学校の25mプールの水道料金は約27万円(東京都の場合)ということです。
プールの水は入れ替えもする必要もあるので、ひと夏に相当な値段になるのですね!
水の入れ替えの頻度は?
水道の量と水道料金が分かったところで気になるのがプールの水の入れ替え。
どのくらいの頻度で行っているのでしょうか?
水の入れ替えの回数は?
調べてみると実際にはプールの時期に水の入れ替えは、全く入れ替えない0回から2回と答えた学校がほとんどです。
プールの水の入れ替えの時間は約2日間かかるということですし、時間的にも、コスト的にも、あまり頻繁には替えられないのが現実なんですね。
そのため、プールの水を衛生的に保つために学校のプールは、塩素やろ過機だけで水質を管理しているのが一般的です。プールの水に「塩素」(カルキ)をいれるのは、プール水の「消毒」のためです。
塩素には、プールで起こる病気の原因となる細菌などを死滅させる働きがあります。衛生上とても重要な働きをしています。
プールの水の塩素の量はどのくらい?
衛生を保つためにかなりの濃度の塩素が使用されているんじゃないか?と思っていたのですが実際はどうなんでしょうか。
住宅の水道水の中にも「塩素」が入っていますがプールの水と水道水と比較して、どのくらいの量が含まれているか気になったので調べてみると・・・、実際は0.4から1.0ミリグラム(1リットルあたり)だとか。
水道水とプール水の塩素の量は、それほど大きな違いのがないようです。プールの水を飲んでしまっても問題なさそうですね。
学校のプールの水を間違って流すとクビ?
2015年の夏には、私のようにプールの水を流し放しにしてしまった、うっかり先生が起こした現実の事例がありました。
「千葉市教委は、同市中央区にある市立小学校のプールで2015夏、18日間にわたり給水栓が開いたままになり、少なくとも9206立方メートルの水が流失したと発表した。
県水道局から通知を受けた水道料金は約438万円になるという。
市教委によると、20代の男性教諭が循環器の異常に気づき、電源を切ったうえで、注水することでプール内の水を循環させようと給水栓を開いた。循環器は翌日修理されたが、給水栓を閉め忘れたため、水が出しっぱなしになったという。
定期検査で水道の使用量が異常な数値になっていたため発覚した」
千葉市教委は「二度とこのようなことがないよう、再発防止に取り組んでいる」としてながら、ミスをしてしまった先生をクビってことまではいかないにしても、本人に水道料金を弁済させたとのことです。
真っ青ですね、考えただけで気絶しそうです!私には他人ごとではありません・・・。
まとめ
ということで、プールの水の値段について調べてみました。
今回分かったことは、
- 25mプールに必要な水の量は、約421立方メートル(㎥)
- 25mプールの水道料金は、約27万円
- 学校のプールの水の入れ替えは、多くても2回
- プールの水と普通の水道水の塩素濃度はあまり変わらない
- 千葉県で流し放しにしてしまった先生はクビではなく、自腹で弁済した
ということです。
やっぱり、プールぐらいの大きな水の量になると約27万円もかかるのですね!
27万円の水と考えたら、リッチな気分になれますね!
息子にも、ありがたく感じてもらうように教えてあげようかな~♪