こんにちは!KUUです🐦
みなさんはお正月に門松をしっかり飾っていますか?
私は毎年、実家の母や祖母に任せっぱなしにしてました(;゚д゚)ァ….
ただ、息子が生まれてからは、親として、日本の風習を、しっかり伝えていかなきゃならん!という思いもちょっと芽生えてきました( ^ω^ )
なので、門松も、小さくてかわいいやつですが(笑)、毎年自分で飾りつけをするようになりました!
ということで、今回は、門松の片付けの時期は?風習をしっかり知っておこう!と題して記事を書いていきます!
門松の片付けの時期とは?
お正月に玄関前に飾られている門松ですが、その年の幸運を司る年神様を、道に迷うことなく、お正月にお迎えする際の目印となります。
また、その年神様が家にいらっしゃる時に宿る場所にもなります。
この年神様がいらっしゃる期間は「松の内」と呼ばれています。
つまり、松の内の終わりとともに門松の役目も終わりなので、このタイミングで門松を片付けましょう。
では、松の内とはいつからいつまでを表すのかというと、これは、地域によって異なります。
古くは元旦から小正月である15日までをいいましたが、現在は関東地方では7日まで。
関西地方では変わらず15日までを松の内ということが多いようです。
関東と関西で時期が違うのは、徳川幕府の意向が関係していると言われています。
徳川家光が亡くなったのが4月20日だったことから、“20日”を徳川幕府が忌日としました。
そのため、年神様にお供えをしていた鏡餅を下げて食べる鏡日開きを、1月11日に変更して、この風習が関東を中心に広まったということです。
そして、「鏡開きを行なった後にも、正月飾りを飾っておくはいかがなものか」と考えられ、鏡開きの日にちの繰り上げに伴い、松の内の期間も変更になったということです。
ただ、江戸幕府の影響の少ない関西では、昔ながらの日にちが残ったと言われています。
ちなみに、この門松を片付けることを、松下ろし、松あがり、松払い、松引き、松送り、松納め、などといいます。
門松の処分はどうればいい?
では、玄関先から片付けた門松はその後どのようにして処分したらいいのでしょうか。
可能であれば神社へ持っていき、どんど焼きの時に焚き上げてもらうのが一番です。
地域によっては神社ではなく、自治会が中心となって公園や河川敷などで行っていることもありますので、近所の神社や自治会のスケジュールを確認しておくと良いです。
お正月の間は、年神様が宿った門松ですので、その日まで乱雑に保管することなく、紙にくるんだりして、清浄な場所で丁寧に保管するようにしましょう。
また、自宅で処分しなければならない場合には、そのままゴミ袋に出すのではなく、感謝を込めて、塩で清め、新聞紙などで包んでゴミとして処分してください。
近年では生活環境の多様化から大きな門松だけでなく、寄せ植え風の門松なども多く見受けられますので、うまく活用していきましょう。
翌年の再利用もできなくはないですが、お正月飾りを燃やすのは、降りてきた神様を天にお返しするという意味合いを含みますので、神社で処分をするのが一番縁起がいいと思います!
そもそも門松って何?
最初にも書いた通り、門松は、その年の年神様をお招きする際の目印となるものです。
年神様とは、その年一年間、幸運を運び、家を守ってくれる神様です。
門松は、その年神様が降りて来た時の宿る場所にもなります。
最近では、門松は会社や銀行やデパートなど大きなところ以外で見かける機会が少なくなってきましたが、門松が年神様の降りてくる目印や場所となると、逆を言えば、なければ降りてこられないということです。
これは、絶対に飾りたいですね!!
今は百均やスーパーなどでも売っていますし、素材も生ものからプラスチック、紙タイプまであります。
また、サイズも大きいものから小さいものまであるので、自分の家にあった無理のない門松を選ぶといいです。
玄関の両脇に二つというのが定番だと思いますが、アパートやマンションだとドアの前でいいそうですよ。
ただし、家の中になってしまうと、年神様の目印にならないので、外へ飾って神様にアピールしましょう!
ちなみに、門松を飾るのはいつから?
門松を飾るのは、年が明けてからではいけません。
かといって早すぎるのもいけません(どっちやねん!)
というのも、松の内の期間の始まりである12月13日以降であれば良いのですが、29日と31日に飾るのは避けた方が無難です。
29は音の響きが二重苦、9に松を飾るのは苦を待つになるなどという理由から、避けるよう言われています。
31は一夜飾りと言って、神様への感謝を表すには短すぎるとされているためです。
私の実家では、クリスマスの時期は、玄関先にも小さなモミの木を出していたり、リースを飾っていたりするので、クリスマスの飾りを片付けてからにしています。
26日に年末の大掃除の玄関掃除を終え、綺麗になった玄関先に門松を置く。
これが神様をお迎えする準備をきちんと出来た感じがして、毎年のルーティーンになっていました。
綺麗にしたことも、神様を招き入れる姿勢としては正しいのではないかな?と個人的には思っています。
門松の地域差とは?
門松には、地域によって様々な形式があります。
関東の一部で、逆さ門松と言った、逆さに飾りを付ける物や、松を使用しない門松が存在します。
根引き松と呼ばれ、玄関の両側に白い和紙を包んで赤色や金色の水引の飾りが付いたままの小松が置かれている場合もあります。
あるいは、松を入れる竹の切り方もそぎと言われる斜めに切った物や、寸胴と呼ばれる真横に切られている物があり、そぎは徳川家康が始めた習慣だと唱われています。
その為、関東では、そぎが定着している場所もあったり、寸胴の門松は、歌舞伎座等で使われています。
正面から見ると3本立っている竹の先に、少し丸みがあるように感じ、綺麗なのですが、今ではあまり見られなくなりましたね。
まとめ
以上、門松の片付けの時期は?風習をしっかり知っておこう!の記事でした!
今回のまとめとしては、
- 門松の片付けの時期は、松の内まで!
- 松の内は関東は1月7日、関西は1月15まで!
- 門松は神様をお招きする際の目印!
- 門松を飾るのは12月13日から!
- 門松の地域差を紹介!
となります。
門松は住宅街だけでなく、初詣で行く神社のお参りや、初売りのバーゲンセールをしているデパートの玄関にも飾られています。
それだけ需要が大きく、世の中の繁栄や長寿を促す効果を期待されているんですね。
笑う門には福来たると言う有名な言葉も、この門松に由来しています。
さらに、門松は浄瑠璃や俳人の句にもなっており、様々なジャンルで親しまれる日本固有の習慣で、海外から見に来る人もいるくらいの素晴らしい伝統文化になっています!
私もしっかり理解して、息子に伝えていきたいと思います!