こんにちは!KUUです🐦
カフェを開きたいっ!って思ったことありませんか?
友人とカフェでお茶を楽しんでいる時に、彼女がこんなことを。
「私もいつかカフェを開いて、好きな雑貨で飾りたいな~」
私もコーヒー好きなので、自分でカフェを開きたいな~なんて、夢みたいなことを考えていましたが、実際はそんな甘いものではありません。
もちろんカフェを本気で開業しようと思っている方は、私の夢のような考えではなく、それ相応の覚悟と、練りに練った計画をお持ちだと思います(笑)
そこで、友人や私のカフェ開業の夢の実現性をちょっとでも上げるために、実際にカフェを開業した方のお話は参考になると思い、いろいろ聞いてみました!
特に失敗例はなかなか聞くことが出来ず、非常に参考になると思いますので、失敗例を中心に聞いています。
具体的にみなさんには、
- カフェを開業して失敗した内容や理由・経緯は?
- カフェを開業する時の注意点は?
の2つの質問をしています。
これからカフェを開業したいな~と考えているあなたにも役に立つお話ですよ。
カフェを開業!失敗例を6人の経験者から直接聞いてみました
今回お話をして頂いた皆さんは、6人の女性の方々です。
お話の内容は、
- 高齢者が集まるカフェの行方 Y恵さん 40代
- 自宅の和室をリフォームして A子さん 40代
- ドッグカフェを開業 C季さん 20代
- ローズガーデンだけど K菜さん 20代
- 計画が甘かった・・・ H美さん 30代
- 限界を感じて・・・ S香さん 40代
となります。
では、みなさんのお話を聞いていきましょう!
1.高齢者が集まるカフェの行方 Y恵さん 40代
カフェを開業して失敗した内容や理由・経緯は?
田舎に住んでいます。夫と二人、介護居宅支援事業所を営んでいるのですが、高齢者が気楽に集えるカフェを作りたいと思い立ち、昨年ついに実行しました。
自宅近くに土地を買い、購入!、簡易的な公民館のような建物を建てました。
高齢者の憩いの場として、賑やかな場所になればという気持ちで、儲けは度外視してはじめました。
でも、田舎の高齢者の方ってカフェって馴染みがないんですよね。お金を払ってまでお茶を飲む習慣がないんです。
何とか歩み寄ろうとお菓子やお茶菓子など、持ち込みもオッケーにしたりと工夫したのですが、なかなかうまくいかず、人が集まらないんですよ。
かといって、公民館風の建物では、若い方を集客するのも難しい。結局、カフェとしては機能しなくなってしまいました。
今は、リハビリの専門職の友人にお願いして、ワンコインで参加できる健康教室を不定期に開く場所として使っています。
高齢者は皆、健康には関心があるので、そういう時には盛況!
他には、サークル活動を行う場所として貸したりもしています。と、結局、カフェ以外の用途に利用することになってしまいました。
やっぱり、ニーズを把握せず、自分の思いだけで突き進んではダメだなぁーと実感しました。
開業資金を最小限に抑えて開始したことが救いですね。
カフェを開業する時の注意点は?
- 消費者のニーズをきちんと把握する
- カフェの売りを作る
- 誰がどう利用するのかイメージする
2.自宅の和室をリフォームして A子さん 40代
カフェを開業して失敗した内容や理由・経緯は?
子供が小さいうちはなるべく家で仕事をしたいと考えていたので、自宅で商売ができればいいな〜と思い、料理は好きで調理師免許も持っていたのでカフェを経営することにしました。
カフェは自宅の1階の和室を改造してお家カフェを作り、近くに団地があるので昼間のランチ時間には、主婦の方や高齢者の方がいらして口コミで広がっていく感じでした。
ランチは500円を当初は設定していましたが、カフェの経営はなかなか厳しく、一人で作業するのは難しいため、ご近所の方など従業員を2人雇うことに。
しかし、経営していくのがかなり厳しい状況になり、ランチの値段を700円にアップしたところ、かなり来店者の人数も減ったのでやりくりが大変になりました。
お茶やケーキなどのティータイムもワンコインは厳しいので、600円に値上げしたところ、来店者数が減り経営が厳しくなったので従業員の方には辞めてもらい、カフェ経営の運営費を稼ぐのも大変なので辞めることにしました。
カフェを開業する時の注意点は?
- カフェの設置場所や周辺の環境は重要
- カフェの需要があるかどうか把握しておくべき
- 値段設定を最初からしっかり吟味することは大事
- 従業員を雇うかどうか3ヶ月経ってから検討した方がよい
3.ドッグカフェを開業 C季さん 20代
カフェを開業して失敗した内容や理由・経緯は?
わたしはちょうど一年ほど前に経営していたドッグカフェを閉店しました。
経営期間はわずか一年半でしたが、経営は最初はとても軌道に乗っていました。
ワンちゃんを飼っている友人や、SNSでも宣伝をたくさんして、その甲斐あって初日から外に並ぶお客様も出るほどでした。
しかしある日、近所のアパートの大家さんからクレームが来たのです。
うちにくるワンちゃんの(だけではないとは思いますが)糞を飼い主が始末しないので、アパートの入り口によく落ちていると言われました。
責任はないとは思いましたが、わたしがドッグカフェを作ってからこのようなことが増えたと言われたら対処しないわけにもいかなかったのです。
その後もうちにくるワンちゃんが怖くて娘が通学路であるその道を通れない、などの連絡も入りました。
お店にはワンちゃんの糞尿を始末する道具を無料で置いたり、外には並ばないように張り紙をしたりしました。
また、営業時間中に近隣を掃除してもらうようにパートさんを雇ったりもしました。
それでも学校が近くにあったこともあり、子どもの親からは賛否両論でしたし、お客さんからはやたら厳しいドッグカフェというイメージがついてしまいました。
結果、クレームが増える一方お客様はだんだんと減っていってしまい、経営が成り立たなくなってしまいました。
カフェを開業する時の注意点は?
- 周りの立地を気にする
- 店外にお客様が並んでも差し障りがないかも開店前に考える
- 周りの声には早めに耳を傾ける
4.ローズガーデンだけど K菜さん 20代
カフェを開業して失敗した内容や理由・経緯は?
私の父は家の駐車場の横のスペースで、かなり本格的にバラを栽培していました。長さ8メートルくらいの花壇でした。
そのバラがきっかけで、駐車場にサンルームみたいなものを作り、「ローズガーデン」と名付けてカフェをやっていたことが一時だけありました。
「ローズガーデン」と名打っているものの、ただバラが立派に咲いているだけで、バラにまつわるお茶やお菓子が食べられる訳ではなかったですし、母が適当に買ってきたお茶を出していただけだったのが失敗の要因かなと思います。
私も椅子やテーブルなどの買い付けには同行しましたが、実際に店を切り盛りしていたのは母だったので最終的に小物やインテリアの配置の仕方などが母のセンスになってしまっていてダサい仕上がりでした。
しかも立地的にも四国の田舎の普通の住宅地でしたし、サンルームやテラスがすごいおしゃれという訳でもなく、窓の大きなプレハブ小屋みたいな作りでしたし、車で通っても正直特に目に止まるようなカフェではありませんでした。
ローズガーデンという名前にも関わらず、バラが咲いてない時期ももちろんあって、何をしている店なのか分からないような怪しい雰囲気が最終的に漂い始めて気付けば看板を下ろしていたという感じです。
一年も続かなかったんじゃないかと思います。
外から見たときにいつもサンルームの中が薄暗くて、本当に怪しかったです。知識もセンスもない人が安易に始めるものではないなーと思いました。
カフェを開業する時の注意点は?
- 外から見たときに、どんな店なのか一目で分かり、安心して入店できる作りにした方が良い
- その店ならではのものが食べられるカフェにするべき
- 広告が何もないと、本当に近所に住んでる知り合いしか来ないので広報活動はやるべき
5.計画が甘かった・・・ H美さん 30代
カフェを開業して失敗した内容や理由・経緯は?
まず、オープンしてから詰めの甘さを感じました。
大まかなメニューが決まっていても、それに必要な備品や細かい事は後から気づきました。
なので、必要なものを買い続けると思ったよりも経費がかかってきます。
仕方ないとは思いますが、スタッフの数も多く人件費も無駄にかかっていたと思います。
しばらくして、お店の回し方が決まってきましたが、ロスになる物にお金をかけすぎていました。
例えば、フルーツをふんだんに使うこと。大切な事ですが、食べ物は腐ります。
一気に買い付けると、ただただロスになります。
できる限り、ロスがないようメニューも試行錯誤しましたが、今度はお客様の回転率が上がらないという問題点。
カフェの難点は、居心地がいいぶん、お客様が帰らないという事です。
やはり、ゆっくりしていただくことも大事ですが、お店の売上は落ちます。
こうして、人件費、光熱費、経費に対して、売上と採算が取れなくなり、失敗にいたりました。
カフェを開業する時の注意点は?
- お店の売りを作ること
- 売上を伸ばすため、飲み物に力を入れる事
- 腐りやすい物はできるだけ使わない
- 待っても食べたい物をつくる
- 待てる場所を作ることによって、居座っているお客様が空気を読んで退席してくれる
- コスパ優先か、こだわりを優先するか方向性を決める
- 客層を絞らないような雰囲気にすること
6.限界を感じて・・・ S香さん 40代
カフェを開業して失敗した内容や理由・経緯は?
わたしがカフェを経営していたのは30代のころ。年数では5年ほどでした。
まずカフェを開業するにあたり20代は会社員をしコツコツ費用を貯めました。
会社員の傍らカフェで提供する食事の勉強をすべくお菓子教室にも通い順調でした。
そして30代になり会社員歴も8年になり資金も貯まりました。お菓子に関する知識もきちんと得たのでさて開業をと。
それまで不動産情報などもよく見ており手頃な物件があったのでそちらを選びました。
過去に飲食店が入っていたとのこと。厨房なども揃っておりました。
店内の内装もそこそこ綺麗だったのでそれまでイメージしていたテーブルなどを買い揃えオープンを迎えました。
念願のオープンを迎え、その近所などで話題にもなったようでお客様はたくさんいらっしゃいました。まさにイメージしていたとおりだったので嬉しかったのを覚えています。
それから3ヶ月ほど経ちお客様も少しずつ減ってきました。というよりも適当に数はいらっしゃったので安定していると思っていました。
わたしのカフェは駐車スペースがなく、少し田舎だったので本当に近隣の方しか来ないようなイメージでした。
また近隣には大手のカフェがあり、しかも駐車場付きだったのでそちらに行く方のほうが多く思えました。
結局、そこそこは安定していたものの経営としてはプラスマイナスゼロといったところで5年ほどで終わりました。
マイナスになるよりはマシだったと思います。
カフェを開業する時の注意点は?
- その店のインパクトの強い売りを持つこと
- 経営学を学んでおく(独学は厳しい)
- 田舎は駐車場の確保が必須
まとめ
以上、カフェを開業!失敗例を6人の経験者から直接聞いてみましたの記事でした。
皆さんお話をまとめると、カフェ開業の注意点は、
- カフェの売りを作る
- カフェの需要があるかどうか把握しておくべき
- カフェの設置場所や周辺の環境は重要
- 経営学を学んでおく(独学は厳しい)
という4点が共通でした。
やはり、実際に経験された方のお話は参考になります。
私も友人にしっかり教えてあげようと思います!